FMEリファレンス > ライターフィーチャータイプ
最終更新: 2022-7-1 | FME 2022.0.1.0
ワークスペースにライターを追加すると、少なくともひとつ、そのライターに属するライターフィーチャータイプがどのオブジェクトとも接続していない状態でキャンバスに表示されます (Add Writer 画面の Add Feature Type(s) で None を選択した場合を除く)。
参照: ライターの追加 (Add Writer)
ライターフィーチャータイプには入力ポートがあり、リーダーフィーチャータイプまたはトランスフォーマーの出力ポートと接続することができます。
Navigator ウィンドウでは、ライターの Feature Types セクションにフィーチャータイプ名が表示されます。
フィーチャータイプ名左側のアイコンのクリックにより、属性リストの展開 (Expand) / 折りたたみ (Collapse) が交互に切り替えられます。
ライターフィーチャータイプの属性は、Feature Type Properties (フィーチャータイププロパティ) 画面で編集することができます。
ワークスペースの作成において、ライターフィーチャータイプの追加や編集は、出力先データセットのスキーマ (フィーチャータイプ数、フィーチャータイプ名、各フィーチャータイプのユーザー属性の構成など) を定義するための重要なプロセスです。
出力先データセットのスキーマを構成する方法には、大きく分けて次の2種類があります。
- Static Schema (静的スキーマ):
ワークスペースの作成者が、ワークスペースの作成時に出力先データセットのスキーマを決定する。 - Dynamic Schema (動的スキーマ):
ワークスペースの作成者は、スキーマの参照先 (スキーマソース) 等、出力先データセットのスキーマの構成方法を定義する。
具体的なスキーマは、ワークスペースの作成者が定義したスキーマの構成方法に基づいて、FMEがワークスペースの実行時に決定する。
また、ユーザー属性の編集に関してライターフィーチャータイプには次の3つのモードがあります。
- Automatic:
リーダーフィーチャータイプまたはトランスフォーマーと接続したときに、その属性リストを自動的にコピーする。 - Manual:
フィーチャータイププロパティ画面の User Attributes タブで、ワークスペースの作成者が編集できる。 - Dynamic:
ユーザー属性を定義することは必須ではないが、必要に応じてフィーチャータイププロパティ画面の User Attributes タブで追加・編集できる。
ライターを追加したときの Add Writer 画面 Add Feature Type(s) のオプションとこれらの関係は次のとおりです。
Add Feature Type(s) の Copy from Reader または Import from Dataset は、ライターフィーチャータイプがキャンバスに追加されたときの初期設定としてユーザー属性を既存のリーダーフィーチャータイプからコピーまたは既存のデータセットからインポートしますが、それらを編集する場合の操作方法は Manual と同じです。
ユーザー属性編集モード (及びそれによって決まるスキーマ構成方法) は、ライターフィーチャータイプの Feature Type Properties (フィーチャータイププロパティ) 画面 User Attributes タブの Attribute Definition ラジオボタンで変更することができます。
フィーチャータイププロパティ画面は、ライターフィーチャータイプ右端の 
ボタン (プロパティボタンと呼びます) のクリックで開きます。
