ユーザーパラメーターの作成と修正

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最終更新: 2021-12-23 | FME 2021.2.0.1

　
ユーザーパラメーターの作成

ユーザーパラメーターを作成する方法はいくつかあります。
•　新しいユーザーパラメーターを追加する。
•　既存のワークスペースパラメーターからユーザーパラメーターを作成する。
•　既存のトランスフォーマーパラメーターからユーザーパラメーターを作成する。

どの方法でもユーザーパラメーター追加/編集 (Add/Edit User Parameter) 画面によってパラメーターのプロパティを設定しますが、次に掲げるように、各フィールドの初期状態などは作成方法によって異なる部分があります。

ユーザーパラメーター追加/編集画面の設定内容は次のとおりです。

フィールド等	説明
Parameter Identifier	パラメーター名を入力する。この名前が Navigator ウィンドウの Published/Private Parameters セクションに表示される。
Prompt	パラメーター設定画面に表示する簡潔な説明を入力する。
Published チェックボックス	公開パラメーターとするときはチェックし、非公開パラメーターとするときはチェックしない。
Required チェックボックス	値の設定が必須のパラメーター (値を設定しないとワークスペースは実行できない)についてはチェックし、必須ではない (空白でも良い) パラメーターとする場合はチェックしない。
Disable Attribute Assignment	ユーザーが属性を選択できるかどうかを制御する。チェックした場合、ユーザーはユーザーパラメーターの値に属性値を指定することはできない。
File/URL Configuration	パラメーターのタイプによってはこのフィールドの入力が必要である。フィールド左の展開ボタンをクリックすると、適用可能な構成の設定リストが開く。
Default Value	デフォルト値とする使用する値を選択または設定する。

公開パラメーターを作成した後、Prompt for User Parameters にチェックを入れてワークスペースを実行すると、パラメーター設定画面が開いてユーザーパラメーターやその選択肢が表示さるので、ワークスペースにおいてユーザーパラメーターがどのように作用するかを理解するのに役立ちます (ただし、非公開パラメーターは表示されないので、この方法は適用できません)。

Navigator ウィンドウの User Parameters セクションでパラメーター名のドラッグ、または右ボタンで表示されるMove Up/Move Downによってパラメーターの順序を変更することができます。また、Manage User Parameters画面内のMove Up/Move Down/Move To Top/Move To Bottom ボタンによっても変更が可能です。

ユーザーパラメーターの修正

Navigator ウィンドウの User Parameters セクションでパラメーター名を右クリックして表示されるメニューの選択によって次の修正ができます。
　

値または定義の編集

１．メニュー: Edit Value (値の編集) または Edit Definition (定義の編集) を選択して編集画面を開く。
２．必要な修正をしてから OK ボタンで閉じる。
Tip: 値の変更だけならばパラメーター名のダブルクリックで素早くできます。

複製

複製したいパラメーター名のメニュー: Copy を選択し、User Parametersの上で右ボタンのPaste User Parameterで複製されます。
または、パラメーター名のDuplicateを選択した場合にはその場で複製が作成され、Manage User Parameters画面が開きパラメーター値を修正することができます。
　

削除

１．メニュー: Delete (削除) を選択する。

適用 (トランスフォーマーパラメーター等へのユーザーパラメーターの設定)

メニュー: Apply to を選択してパラメーターの適用 (Apply Parameter) 画面を開く。
トランスフォーマーパラメーター等がチェックボックス付きリストで表示されるので、そのユーザーパラメーターを適用するものを選択する。
注: 検索ボックスに文字列をキー入力すると、リストを絞り込める。
OK ボタンで閉じると、選択したトランスフォーマーパラメーター等にそのユーザーパラメーターが適用 (設定) される。